
人文科学はどの参考書がおすすめなの?
使いやすい参考書が知りたい!
みんなが使っている参考書が使いたい!
- 人文科学のわかりやすい参考書がわかる
- 人文科学の参考書の評判・口コミ・使いやすさがわかる
公務員試験の教養科目って、勉強しづらいです・・・。
とくに人文科学は「高校で勉強したくらいのレベル」のように、範囲があいまいで、独学生にとって対策しづらくなっています。
今回は、すこしでも対策しやすいよう、参考書をテキスト → 問題集 → 要点集・一問一答集の順でとりあげ、キビしく評価していきます。
※ 2022年、各参考書の評価を見直しました。
人文科学のおすすめ参考書:テキスト編
公務員試験 寺本康之の人文科学 ザ・ベスト ハイパー
おすすめ度:★★★★★
- 試験に必要なところだけが、厳選されている
- 文体がやわらかく、とっつきやすい
- 重要度・頻出度があるので、対策しやすい
『ザベストハイパー』は、公務員試験に必要なところだけがつまった参考書です。
最大の特徴は、ムダのない構成であることです。後述する『ザベストプラス』から一新、試験に関係ないところは全カットしています。もっとも効率よく勉強ができるため評価を5とします。
またこのシリーズは文体がやわらかく、勉強がニガテ・きらいな人にとっつきやすい参考書になっています。

Amazon概要より
章末には本試験から一部抜粋した一問一答のテストもあるので、知識が定着しやすかったです。
「とにかく手早く試験に合格したい」という効率厨におすすめの本です。
公務員試験 人文科学 ザ・ベスト プラス
おすすめ度:★★★★☆
- 文体がやわらかく、とっつきやすい
- 重要度の分類がこまかいので、対策しやすい
- 広範囲をカバーしている
『ザベストプラス』は、広範囲をカバーできる参考書です。
『ザベストハイパー』の前書にあたる参考書となっています。寺本康之氏の本なので、かわらず文体がやわらかくとっつきやすいですね。
2冊編成であることからもわかる通り、とにかく広範囲をカバーしています。この点は『ザベストハイパー』と大きく異なる点です。
その分、重要度がA~Eにこまかく分類されています。自分で取捨選択できる仕様になっているわけですね。

人文科学に特化したテキストは数少なく、のこりは評判がいまいちの『Vテキスト』くらいしかありません。
「最初から科目をすてるんじゃなくて、できる限りちゃんと勉強したい」という人に、おすすめの本です。
公務員試験 過去問攻略Vテキスト 人文科学
おすすめ度:★★☆☆☆
- すべての範囲がもれなくのっている
- まとめが少ない
- 重要部分のまとめが欠けている
『Vテキスト』は、資格生が使う参考書です。
旧版と比べみやすくなったので、Vテキスト自体の評価は、少しずつあがってきている印象です。
ただやっぱり、講師がいる前提でつくられた参考書なので、重要なところがわかりにくかったりします。
江戸の三大改革がまとめられていないなど、重要部分にまとめが欠けている点は痛いです。
その点を踏まえて、評価をすこし落としています。
人文科学のおすすめ参考書:問題集編
公務員試験 新スーパー過去問ゼミ 人文科学
おすすめ度:★★★★★
問題数:233問
- 単元ごとのまとめが絶妙で、効率よく勉強できる
- 適度な問題数なので、費用対効果が高い
『スー過去』は、まとめが絶妙な参考書です。
『スー過去』シリーズは、単元ごとのまとめがみやすく、カバーしている範囲が最低限かつ重要部分だけをまとめています。
とりわけ人文科学など暗記科目とは相性がよく、正直な話、まとめが完璧なので『スー過去』なら、ノートづくりする必要はないんじゃないかと思います。

評価もとても高く、Amazonでは常に評価4以上をキープしています。
まさに、受験生のスタンダードという問題集です。
公務員試験 本気で合格! 過去問解きまくり! 人文科学
おすすめ度:★★★★★
問題数:207+207問
- 全問題に試験ごとの重要度がついていて、対策しやすい
- 問題数が多く、とりこぼしが少ない
『過去問解きまくり(旧クイマス)』は、こまかく重要度がのっている参考書です。
どの問題が出題されやすいかということを、身近に聞ける人がいない人におすすめです。
というのも『過去問解きまくり』は、すべて問題に試験別(国家一般、地方上級など)の重要度(3段階)がのっています。

このおかげで、独学生のデメリットをカバーすることができます。
また問題数は、合わせて414問もあります。これは他の問題集の中でもトップクラスの問題数です。
過去問を解きまくって頭に入れたい、という人には理想の本です。
出たDATA問 過去問精選問題集 人文科学 基礎編
おすすめ度:★★★☆☆
問題数:336問
- 安くて問題数が多いので、経済的
- 問題と解答が別ページなので、時間がかかる
- 見出しなどが乏しく、みづらい
『出たDATA』 は、1冊あたりの問題数が多い問題集です。
その上、他の問題集と比べても1番といっていいほど安いです。
中身はあっさりしていて、余計なカラーや装飾がニガテな人にむいています。
デザインがみづらいところがありますが、問題集としては十分使えます。
生活がキビしい人には、ありがたい1冊です。
人文科学のおすすめ参考書:要点集・一問一答集編
人文科学などの暗記科目は、一問一答集や要点集と相性がよいです。
- 直前期まで後回しにして時間がなくなった人
- 捨て科目だけど一応勉強したい人
- 試験本番前にさっと見返すための参考書が欲しい人
などの人に、一問一答集や要点集はおすすめです。
イッキに攻略! 公務員試験 一般知識 一問一答
おすすめ度:★★★★★
- 一問一答集
- 他の一問一答より、コンパクトにまとまっている
- デザインがみやすい
- 全教養科目がまとまっているので、ごちゃごちゃしない
- すこしだけ頻出部分がのっていない部分がある
『イッキに攻略』は、一番みやすく勉強しやすい一問一答です。
テーマのポイント・ポイントの詳細・重要語句まとめ、という一貫した構成なので、頭に入りやすいです。

とてもコンパクトな分、江戸の三大改革など演習量が足りない部分が出てきます。そこは、過去問で対応します。
これこそ試験で6割くらいをとれるような本なので、時間がないときの効率は一番よいかと思います。
ちなみに本書は『まるごとパスワード』という、行政系の5科目をコンパクトにまとめている参考書に似ています。
『まるごとパスワード』は評判もよく使いやすいので、そちらも合わせて持っておくと、試験直前のときに重宝します。
(私も試験時に使ったのが、これです)
個人的には、教養科目と専門科目で1冊ずつ、要点がまとめられた一問一答集をもっておくべきかなと思います。
電車など限られたスペースや、試験前など限られた時間に見直せるものがあると、ホントあってよかったなと思います。
安全策として優秀な、独学生を安心させてくれる本です。
これだけ!教養試験 要点まとめ&一問一答
おすすめ度:★★★★★
- 一問一答・過去問がすこしついている要点集
- テキストがしっかりまとまっている
- まとめが簡潔で、わかりやすい
- 全教養科目がまとまっているので、ごちゃごちゃしない
- 科目ごとの見出しがないので、わかりにくい
『これだけ!』は、まとめがわかりやすい要点集です。
的確にしっかりまとまっているので、より高い得点が望めます。

問題量としては、各パートごとに一問一答が5問ほど、科目末に通常問題が10問ほどついています。
重要度がわかりづらいですが、全体のバランスがとれている良書です。
さらに『イッキに攻略』と同じく、教養科目がすべて入っています。1冊で相当な範囲をカバーできるので、トータルでつくえやカバンを圧迫しません。
「手広く対応できる本を1冊もっておくか」という、ごちゃごちゃしたのを嫌う人におすすめです。
公務員試験 出るとこ過去問 人文科学
おすすめ度:★★★☆☆
- 過去問がすこしついている要点集
- 人文科学の5科目が、超コンパクトにまとまっている
- 重要単語が穴あき式なので、暗記にむいている
- 重要度がわかりにくい
- 問題集としてみるなら、問題数が少ない
『出るとこ過去問』は、コンパクトにまとまった要点集です。
日本史・世界史・地理・思想・文学・芸術の6科目が、最小限にまとまっています。試験直前や、とにかく時間がなくて応急処置で勉強したい、という人にむいています。
テキストも、単語を穴あき形式でのせているので、他の参考書より暗記にむいています。
頻出度の確認と演習量の確保は、問題集で行います。
てっとり早く6割くらいほしいなー、という人におすすめの本です。
一般知識 出るとこチェック
おすすめ度:★★★☆☆
- テーマ分けがこまかいので、重要部分がわかりやすい
- 語呂合わせがあるので、気楽に覚えられる
- マンガがそえられているので、退屈しづらい
- 語呂合わせで、対応できないところが多い
- 範囲がカバーしきれていない
『出るとこチェック』は、語呂合わせが特徴の参考書です。
コンパクトなまとまりは、一問一答のような印象を受けます。問題もテーマごとに数問ついているので、確認のために使えます。

ただ解説が少なく、例えば上の例だと上米、足高の制などの説明はほしいところです。そこは問題集でカバーする必要があります。
人文科学で語呂合わせの参考書は、他には中々ありません。なので、語呂合わせが好きな人には、おすすめの本です。
人文科学はさらっと勉強できる参考書がよい
人文科学は、数的処理や経済学、公民科目とことなり、時間をかけるべき科目ではありません。
限られた範囲で出題される暗記科目なので、重要部分だけを一気見するだけで、ある程度得点できる科目だからです。
なので、テキストよりも要点集が多く出版されています。
おすすめ度が高い要点集・一問一答集は、どれもさらっと勉強するだけで得点できるものです。
参考書をえらぶ時には、おすすめ度の高いものを参考にしてみてください。
他科目のおすすめ参考書↓
▶︎ 文章理解
▶︎ 数的処理
▶︎ 人文科学
▶︎ 自然科学
▶︎ 社会科学
▶︎ 憲法
▶︎ 民法
▶︎ 行政法
▶︎ 政治学
▶︎ ミクロ・マクロ経済学
▶︎ 時事問題
▶︎ 面接
▶︎ 論文
▶︎ SPI