PR

【数的処理(数的推理・判断推理)】の勉強法を3ステップで徹底解説

math教養科目
記事内に広告が含まれています。

数的処理ってどう勉強したらいいの?

数的処理にかける時間はどのくらい?

大まかな勉強スケジュールがほしい!

こんなことがわかる
  • 数的処理の勉強法がわかる
  • 数的処理の勉強スケジュールがわかる

数的処理のポイントは、とにかく解きまくる・・・というだけのアドバイスが多い気がします。勉強スケジュールを教えてくれるところも、あまりありません。

なので、配点・頻出度から逆算した、具体的な勉強方法・スケジュール管理を3ステップで紹介します。

スポンサーリンク

数的処理の勉強法ステップ1:配点・頻出度・スケジュールを把握する

ポイント
  • 数的処理に必要な勉強時間 → 約250時間
  • 数的処理を一通り勉強するまでの時間 → 約45日
  • 重要度★1以下は捨てる
  • 1周目は1単元、2周目は2単元勉強する

数的処理を効率よく勉強するために、配点・頻出度・スケジュールを確認します。

公務員試験の各科目の配点

地方上級(教養)全国型
数的推理8
判断推理8
資料解釈1
文章理解(国語)3
文章理解(英語)5
社会5
政治1
経済2
法律4
数学1
地学1
物理1
化学2
生物2
日本史2
世界史2
地理2
合計50
国家一般(基礎)   
数的推理5
判断推理8
資料解釈3
文章理解(国語)6
文章理解(英語)5
時事3
政治1
経済1
法律1
物理1
化学1
生物1
日本史1
世界史1
地理1
思想1
合計40

数的処理は、教養の約40%、全体の約20%を占めます。

公務員試験の勉強に必要な時間は1000~1500時間合格ラインは60%といわれています。

全体の2割を捨て科目にし、そこから8割得点することで、80%×80%=64%になり、合格ラインの60%をめざすことができます。

専門科目40問を含む計80(90)問の8割は、64(72)問です。

よって、64(72)問中16(17)問=約25(24)%になります。

したがって、数的処理に必要な時間は、1000~1500時間×25%=250~375時間になります。

数的処理の各単元の頻出度

数的推理地方上国家一東京都特別区裁判所税財労国家総
最小公倍数★★★★★
素因数分解
約数
★★★★★★★
整数解★★★★★★
整数★★★★★★★★★★★★★★

割合
★★★★★★★★★★★★★
利益
濃度★★
記数法
数列
規則性
★★★★★★★★★
最大
最小
★★★
速さ★★★★★★★★★★★★★★★
覆面算
魔法陣
文章題★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
場合の数★★★★★★★★★★★★
確率★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
判断推理地方上国家一東京都特別区裁判所税財労国家総
論理式★★★★★★★★★★★★
ベン図・他
真偽★★★★★★★★★
対応関係★★★★★★★★★★★★★★★★★★
試合★★★★★★★★★★
数量推理★★★★★★★★★★★★★★★
順序関係★★★★★★★★★★★★★★★★★
位置関係★★★★★★★★★★★★★★★★★
暗号★★★★★
操作手順★★★★★★★★★★
推理★★★★★★★★★★★★★★★★★

頻出度は、各試験ごとに異なります。★1つ以下は捨てます

数的処理の問題集『過去問解きまくり』では、問題ごとに頻出度が書いています。

そちらの問題集で、★1つ以下を捨てると、効率よく勉強ができます。

単元は、約30ほどにわかれています。こちらは次のスケジュールに関わります。

公務員試験の勉強スケジュール

schedule

公務員試験の勉強スケジュールを、教養と専門科目別にわけたものです(国家系は勉強量を専門科目にシフトする必要があります)。

はじめの1ヶ月半で数的処理を2周勉強しおえ、のこり科目の片手間に、過去問をすこーしずつ解くイメージです。

1周目は、過去問ふくめ1日1単元勉強します。数的処理は約30単元でしたので、1ヶ月ほどでおわります。

2周目は、過去問のみを1日2単元勉強します。すると半月でおわるので、全体で1ヶ月半でおわります。

まとめ
  • 数的処理に必要な勉強時間 → 約250時間
  • 数的処理を一通り勉強するまでの時間 → 約45日
  • 重要度★1以下は捨てる
  • 1周目は1単元、2周目は2単元勉強する

以上でステップ1、配点・頻出度・スケジュールを確認しました。

数的処理の勉強法ステップ2:効率のよい勉強テクニックを使う

ポイント
  • What+Howで単元ごとに整理する
  • 重要+ニガテな問題を把握する

勉強を効率よく行うには、インプットとアウトプットの質を高めることです。

インプット時に「What+Howで単元ごとに整理する」、アウトプット時に「重要+ニガテな問題を把握する」ことを意識します。

ポイント1:What+Howで単元ごとに整理する

公式と使い方の例
  • 単元1:最小公倍数
     What:余りの問題で使う(余り一致)
     How:割る数の最小公倍数+余り
     What:余りの問題で使う(不足一致)
     How:割る数の最小公倍数+不足
  • 単元2:素因数分解
     What:約数の個数の問題で使う
     How:(指数n+1)×(指数m+1)個
  • ・・・

ただ公式を覚えるのではなく、どの問題でどんなふうに使われるか明確にした上で、公式を整理します。

得点がとれない理由はいくつかあります。

  • ステージ1:問題が理解できない
  • ステージ2:問題に使う公式がわからない
  • ステージ3:公式を使った答えの導き方がわからない

だいたいの受験生が数的処理をニガテとしているのは、ステージ2どまりで学習できた感覚になってしまっているからです。

なので、どんな問題でどう公式を使うかまでしっかり明記します。

そうすることで、復習のときや試験直前のときに、すっきり見直せるので、直感的で効率のよいインプットができます。

ポイント2:重要+ニガテな問題を把握する

ポイント
  • ★1以下の問題は捨てる
  • 1周目で、できない問題に×をつける
  • 2周目で、×で重要度の高い問題だけをやる
  • 他科目時、1日0.5単元ずつ過去問をやる
  • 試験前で、重要度の高いだけをやる

まずは、思い切って重要度★1以下の問題を捨てます。そのような問題は、試験直前時に見直すくらいで大丈夫です。

続いて、ニガテな問題に×をつけます。見える化することで、自分が今何割くらい問題が解けているかという客観的な判断ができます。

8割解けるようになったらOKです。他の科目に移ります。あるていど学力が維持できるよう、他の科目を勉強するときにも、1日0.5単元ほど過去問を解きます

数的処理の勉強法ステップ3:解法+重要度に特化した参考書を仕入れる

ポイント
  • 解法メインの参考書を用意する
  • 問題ごとに重要度が書かれた過去問を用意する

ここでいう解法メインの参考書とは、ただのテキストではなく、最短で解けるようまとめられた参考書のことです。

具体的には『勝者の解き方』などが挙げられます。今まで累計200冊以上紹介してきた中でも、かなり評価の高い参考書です。

この解法を知っている人とそうでない人とでは、ただでさえ時間の少ない本番で、回答できる数が2問くらい変わってきます。私は少しでも得点したかったので、使いました。

同じく、少しでも効率よく得点できるよう、問題ごとに重要度のついている過去問にこだわりました。

『過去問解きまくり』は、使っている人がとても多く、対策のしやすい問題集です。くわしい評価がみたい人用に、数的処理の参考書だけをまとめた記事も補足します。

数的処理の勉強法まとめ:公式と重要度と解法を意識してスケジュール管理する

まとめ
  • 単元ごとに公式・使い方を整理する
  • 重要度の低い問題は捨てる
  • 解法に特化した参考書を使う
  • 窮屈にならないようスケジュール管理する

試験勉強、がんばりましょう。