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【ミクロ・マクロ経済学】勉強法とスケジュールを完全公開(公式例あり)

チャート公務員試験
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経済学ってどう勉強したらいいの?

経済学にかける時間はどのくらい?

大まかな勉強スケジュールがほしい!

こんなことがわかる
  • ミクロ・マクロ経済学の勉強法がわかる
  • ミクロ・マクロ経済学の勉強スケジュールがわかる

ミクロ・マクロ経済学の問題ってむずかしいです・・・。

思いのほか煮つまってしまって、試験までに勉強が間に合わなかった!という受験者がたくさんいます。

そうならないよう、配点と頻出度を参考に、勉強方法と勉強スケジュールを3ステップで徹底理解します。

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ミクロ・マクロ経済学の勉強法ステップ1:配点・頻出度・スケジュールを把握する

ポイント
  • 経済学を一通り勉強するまでの時間 → 約60日
  • 頻出度★0は捨てる(後述)
  • 1周目はテキスト+過去問を1単元勉強する(6週)
  • 2周目は過去問を2単元勉強する(4週)

ミクロ・マクロ経済学を効率よく勉強するために、配点・頻出度・スケジュールを確認します。

公務員試験の各科目の配点

地方上級(専門)全国型
憲法4
民法4
行政法5
刑法2
労働法2
経済原論9
政治学2
行政学2
財政学3
社会政策3
経営学2
国際関係2
合計40
国家一般(専門) 
憲法5
民法15
民法25
行政法5
ミクロ経済5
マクロ経済5
政治学5
行政学5
財政学・経済事情5
経営学5
国際関係5
社会学5
心理学5
教育学5
英語(基礎)5
英語(一般)5
合計40(選択解答)

ミクロ・マクロ経済学は、専門科目の約25%、全体の約10%を占めます。

公務員試験の勉強に必要な時間は1000(国家系1500)時間合格ラインは60%です。全体の2割を捨て科目にし、そこから8割得点することで、合格ラインの勉強をすると仮定します。

すると、ミクロ・マクロ経済学に必要な時間は、約125~240時間になります。

しかしミクロ・マクロ経済学は、他科目と比べてむずかしいです。得意な人は、上記の勉強時間で習得できるかもしれませんが、実際はもっと時間がかかります。

計算科目は時間をかけるほど得点しやすい科目です。

なので、ミクロ・マクロ経済学は特別扱いをします。後に紹介するスケジュールでは、他科目のおよそ1.5倍ほどの勉強量で、スケジュールを立てました。

ミクロ・マクロ経済学の各単元の頻出度

ミクロ地方上国家一特別区裁判所税財労国家総
消費者理論      
無差別曲線   
最適消費★★★★★★★★★★
所得の変化   ★★
価格変化
財の分類
★★ ★★★★★★★★
需要の価格弾力性★★★★★★★★★★
異時点間の消費 ★★  
余暇と労働★★★★★★
生産者理論      
生産関数★★
費用最小化    ★★
費用曲線★★★★★★★★★★★★★
損益分岐点
操業停止点
  ★★★★★★★★
短期と長期
長期均衡
    
市場理論      
市場安定性★★★★★★★★★
市場均衡
経済政策
★★★★★★★★★★★★★★
パレート最適  ★★★
独占★★★★★★★★★★★★★★★★
複占
寡占
 ★★★★★★★★★★★★★★
ゲーム理論★★★★★★★★★★
その他の不完全競争理論     
公共財★★★ ★★
外部効果★★★★★ ★★
費用逓減産業     
不確実性の経済学  ★★★★★
情報の非対称性   ★★★
国際貿易理論      
比較優位  
現代の貿易理論     
自由貿易   
貿易政策 ★★ 
マクロ地方上国家一特別区裁判所税財労国家総
国民所得理論      
国民経済計算の諸概念★★★★★★★★★★★★★
産業連関表   
45度線分析
財市場均衡モデル
 ★★★★★★★★★
乗数理論★★★★★★★★★★★ 
IS-LM分析      
貨幣供給★★★★★★★★
貨幣需要・貨幣市場の均衡  ★★★★★★
IS曲線
LM曲線
★★★★★★★★★★★★★★
財政・金融政策の効果★★★★★★★★
消費関数★★★★★★★★★★★★★
投資関数★★★★★★★★★
AD-AS分析      
労働市場    
AD-AS分析★★★★★ ★★★★★★
フィリップス曲線★★★★★★★★
IAD-IAS分析  ★★
経済変動理論      
ハロッド=ドーマー成長理論   
新古典派成長理論★★★★★★★★★★★★★
景気循環理論    
国際マクロ経済学      
国際収支   
外国為替★★★   
開放経済★★★★★★★★★ 

頻出度は、各試験ごとに異なります。★0は捨てます

上記はおおまかな頻出度なので、実際は★0のセクションにも★3のような問題もあります。

その確認には『過去問解きまくり』がおすすめです。すべての問題に試験ごとの頻出度があります

単元は、約50ほどにわかれています。こちらは次のスケジュールに関わります。

公務員試験の勉強スケジュール

schedule

公務員試験の勉強スケジュールを、教養と専門科目別にわけたものです(国家系は勉強量を専門科目にシフトする必要があります)。

はじめの1ヶ月強で1周目、のこりの1ヶ月弱で2周目を勉強しおえ、のこり科目の片手間に、過去問をすこーしずつ解くイメージです。

1周目は、テキストと過去問を1日1単元、簡単なところは2単元勉強します。約50単元を6週間ほどでおわらせます。

2周目は、過去問のみを1日2単元勉強します。約4週間でおわります。

直前期は、重要度の高い(★3)のところを重点的に勉強します。

詳しくは、ステップ3で紹介します。

まとめ
  • 経済学を一通り勉強するまでの時間 → 約60日
  • ★0は捨てる
  • 1周目はテキスト+過去問を1単元勉強する(6週)
  • 2周目は過去問を2単元勉強する(4週)

以上でステップ1、配点・頻出度・スケジュールを確認しました。

ミクロ・マクロ経済学の勉強法ステップ2:重要度に特化した問題集にこだわる

ポイント
  • 問題集『過去問解きまくり』などを用意する

問題ごとに重要度のついている問題集を用意します。

ステップ1で確認した重要度は大まかなものです。重要度が低い単元の中にも、重要度が高い問題はあります。反対もまた然りです。

「損益分岐点はよくでるよ」みたいなアドバイスは、半分はその通りでなのですが、一方であまりみかけない出題パターンもあります。

ここで言いたいのは、どの問題が出る・出ないかの判断を独学生がすることは、とてもむずかしいということです。

なので、問題ごとに重要度のついている問題集をおすすめします。

とくに『過去問解きまくり』は、使っている人がとても多く、対策しやすいです。『過去問解きまくり』は、各試験ごとの頻出度がすべての問題についている、数少ない問題集です。

問題ごとに重要度が書かれている問題集をえらびましょう。

ミクロ・マクロ経済学の勉強法ステップ3:3つのポイントで効率よく勉強する

ポイント
  • 単元はポイント、用語は「意味+公式」でまとめる
  • 無料の講義動画を使う
  • 重要+ニガテな問題をリストアップする

勉強を効率よく行うには、インプットとアウトプットの質を高めることです。

ポイント1:単元はポイント、用語は「意味+公式」でまとめる

単元と用語の例
  • 単元1:無差別曲線
    右上の曲線の方が効用が高い
    無差別曲線は交わらない

     限界代替率(MRS)
     意味;接線の傾きの大きさ
     公式;-
     限界代替率逓減の法則
     意味;x増加で限界代替率が低下する、凸になる
     公式;-

ただ公式を覚えるのではなく、単元ごとにポイントと用語を整理します。

単元は、よく問われるところをまとめます。単元が頭の中でまとまっていないと、出題の意味が理解しづらくなります。

用語は、意味と使い方としての公式をまとめます。用語が頭の中でまとまっていないと、問いに対しての解法が理解しづらくなります。

そうすることで「この公式、どの問題で使うんだっけ?」というような、公式だけ覚えて問題が解けないという事態をふせげます。

また試験前に見直すときに、使い方まで書いていることで、問題を擬似体験するように復習できるので、効率よく頭に入っていきます。

ポイント2:わからないところは無料の講義動画で理解する

ポイント
  • 出版社公式の『速習』シリーズで勉強する

正直なところ、参考書だけでミクロ・マクロ経済学を勉強していると、独学生にとってキビしい部分がでてきます。

数的処理とちがって理論がむずかしく、何を問われているか読み解く必要があります

資格学校生は、むずかしい理論を講師にきくことができますが、独学生はそうはいきません。そこは高いお金を払う資格学校生にアドバンテージがあります。

なので、出版社が公式で公開している、無料の講義動画でカバーします。

そうすることで「教えてくれる人がいない」という独学生1番のデメリットをカバーできます

参考書えらびがまだの人は、動画と同じ参考書を使うことで、スムーズに勉強ができ、資格学校のような勉強が可能です

(私が勉強に使ったのもこれです)

ポイント3:重要+ニガテな問題をリストアップする

ポイント
  • ★1以下の問題は捨てる
  • 1周目で、できない問題に×をつける
  • 2周目で、×で重要度の高い問題だけをやる
  • 他科目時、1日0.5単元ずつ過去問をやる
  • 試験前で、重要度の高いだけをやる

こちらは、他の科目にも同じことが言えます。

まずは、思い切って重要度★1以下の問題を捨てます。そのような問題は、試験直前時に見直すくらいで大丈夫です。

続いて、ニガテな問題に×をつけます。見える化することで、自分が今何割くらい問題が解けているかという客観的な判断ができます。

7割解けるようになったらOKです。他の科目に移ります。他の科目を勉強するときにも、1日0.5単元ほど過去問を解きます

数的処理の勉強法まとめ:公式と重要度と解法を意識してスケジュール管理する

まとめ
  • 配点・重要度・スケジュールを確認する
  • 意味+公式で整理する
  • 無料の講義動画を使う
  • 重要度の低い問題は捨てる

おつかれさまです。調べ終わりましたら早速、勉強をはじめましょう。

無料の講義動画がある『速習!』と、すべての問題で試験ごとの重要度がしれる『過去問解きまくり』をのせておきます。

ミクロ・マクロ経済学におすすめする参考書もキビしく評価しています↓

【ミクロ・マクロ経済学】おすすめの参考書・問題集を全12冊から紹介
ミクロ経済学、マクロ経済学のおすすめできる参考書と問題集を、実際に使ってみた受験生の評判・評価や、ネット上の口コミなどを交えて紹介していきます。難しかったり分からないテキストや過去問を選んでしまうことなく、分かりやすい参考書を見つけることができます。