公務員試験の模試を受けたことがない、実際どんな感じ?
本番の試験直前で模試がやっていない!
公務員試験の模擬テストで有名な『産経公務員模擬テスト』を受験した感想と、その経験による試験対策についてお伝えします。
「今のところ受験する気ないけど模試やった人に遅れをとりたくない」
「受験して得するのか損するのかを知りたい」
という方にも参考になる記事です。
公務員試験模試のスタンダード 産経公務員模擬テストの受験方法
産経公務員模擬テストは「年間15,000人の受験者数を誇る全国レベルの公開模擬試験」で、毎年秋から春に開催、会場受験と自宅受験のどちらかを選ぶことが可能です。
※2019年度の申込期日は3月8日まで。2020年度の受付予定は8月下旬。
会場受験の場合
- 産経公務員模擬テストのHPにアクセスする
- 日程を確認、希望の試験を選び「お申し込みはこちら」から受験を申し込む
- 試験日1週間前に届く受験票を確認する
- 受験票を持参し会場で受験する
受験後退出時に「正答と解説」の冊子をもらえるので、自分で正誤確認することが可能です。
自宅受験の場合
- 産経公務員模擬テストのHPにアクセスする
- 日程を確認、希望の試験を選び「お申し込みはこちら」から受験を申し込む
- 試験問題発送日に届く自宅受験セットを確認し自宅で受験する
- 答案を返送する
産経公務員模擬テストは過去出題分を自宅受験することも可能で、その際はバックナンバー自宅受験から申し込みます。
※2019年度の申込期日は5月10日まで。2020年度の受付予定は8月下旬。
産経公務員模擬テストを受験するメリットとデメリット
科目ごとの得意・不得意の認識を正すことができる
これが一番大きいです。私の場合、自信のあった専門科目の民法が期待はずれの結果になりました。模試で取れないと結構焦るのでその分勉強を復習し直し、無事合格ラインまで到達できました。模擬テストを受験していなければ…危険だったと思います。
試験制限時間内に解く緊張感や肌感覚が養えない場合がある
産経公務員模擬テストの会場受験では、解答時間が教養150分専門120分と固定されており、解答時間が異なる自治体の場合(市役所上級、その他複数の自治体など)試験制限時間を自分でコントロールする必要があります。
本番を想定したコンディションで受験したかった私にとっては、少々緊張感に欠けるものでした。
しかしながら本番までに課題を発見できたことは大きく、本番で失敗しないための費用と考えるとそれに見合う効果はありました。
模試を受けた人が行った試験対策
得意不得意を再認識し、試験当日までの時間配分を再設定する
例えば受験日が3月下旬、試験本番が6月下旬の場合、残された期間はおよそ3ヶ月です。
もし目標7割の行政法で3割しか得点できなかった場合は、問題集の演習量を+1回増やしましょう。
反対に地理や憲法などで満点を取った場合は、復習を後回しにして新科目や苦手な科目に時間を費やしましょう。
1ヶ月後、冊子を再利用し同じ問題を解く
模擬テストは再利用可能です。当年の予想問題ということもあり、模擬テストから重複する可能性もあります。演習のために新たな問題集を買うのも良いですが、せっかく模試でもらった冊子があるので、再度試験を解きましょう。
まとめ:模試は試験当日のミスを予防する手段
模試は当日でのミスを予防する方法の一つです。今得意だと思う科目は本当に得意でしょうか。それを教えてくれる手段はけっこう少ないです。
一番大事な本番でミスをしないように、模試を受験するという手段も頭の中に入れておきましょう。
ちょっと模試は面倒くさい場合
模試が面倒な場合は、模試に近い環境で勉強することをおすすめします。
試験本番と同じスタイルで問題がのっていて時間管理も行える『本試験過去問題集』、全科目を広く復習することに向いている『過去問500』などがおすすめです。
また筆記試験対策だけでなく、面接や論文対策も少しずつ頭に入れておきたい人の参考に、こちらをまとめておきます。
試験勉強、頑張りましょう。