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公務員試験【論文・作文】の参考書全16冊のおすすめを紹介

公務員試験
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分かること
  • 論文・作文に関する本のおすすめ度が分かる
  • 本の概要や長所・短所を知れる
  • 本を読んだ感想が知れる
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論文・作文に関するおすすめ本16冊のリスト

公務員試験 論文・面接で問われる行政課題・政策論のポイント

おすすめ度:★★★★

特徴
  • 行政課題に多角的な視点で見れる方法が載っている
  • お題でよく使われる用語に強くなれる
  • 集団討論・面接の準備としても有用

『論文・面接で問われる行政課題・政策論のポイント』は論文を書く際の視点集といったところでしょう。

特に「要因、コスト、段階」など30近くのタームから視点を考えるパートは最高です。「段階→短期・長期別に考える」「公共性→提案する施策に公共性はあるか確認する」など、1ランク上の論文を書くことが可能です。

10のテーマは簡易的ですので、別途出題テーマの本を揃えると最高の論文が書けることは間違いありません。

よくわかる!公務員試験[初級]のための論作文術

おすすめ度:★★★★★

特徴
  • 論作構成・添削例・実戦すべてバランスよくまとまっている
  • まとめやポイントがほどよくあり、分かりやすい
  • 初級だが上級にも通じることが多く記載されている

『よくわかる!公務員試験[初級]のための論作文術』は論作のすべてが分かる本です。初級(高卒)を目指す方にはぴったりの本です。

試験概要、過去問分析、論作例、論作プロセス、例題、実戦のすべてが絶妙なバランスで構成されています。悪い箇所が見当たらなく、とても見やすいです。

ブレスト→メモ→書く→見直すというように文章構成のプロセスを解説してくれるので、上級の方も参考になります。

初級を目指す方が選ぶ本として最高の選択です。

よくわかる!公務員試験[中・上級]のための論作文術

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 初級編と同じく、バランスよくまとまっている
  • 初級編にあった、ブレストの過程と添削がない

『よくわかる!公務員試験[中・上級]のための論作文術』は上記の中・上級編です。初級版と同じくバランス良い構成が特徴です。

中・上級編はよりテーマごとの解説が強化されています。用語の解説や諸問題の背景が記されているので参考にしましょう。

代わりに主張の下準備となるブレストや、よくない箇所を知るための添削が省略されているのが心残りです。

それでも依然として分かりやすい本であることに変わりありません。

地方上級・国家一般職[大卒]市役所上・中級 論文試験頻出テーマのまとめ方

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 21の頻出テーマ情報が圧倒的に掲載されている
  • 集団討論・面接の準備としても有用
  • 著者の私見が多く、模範解答がいまいち

『論文試験頻出テーマのまとめ方』はテーマに関する知識を網羅する本です。「情報化」「少子化」「環境問題」など21のテーマに対して10〜20ページの解説が施されています。

どういった論文が良いのかというメソッド本ではありません。論文の書き方や構成が気になる方は他の本をおすすめします。

解答や知識に少々偏りがありますので、アイデアとして使用すると良いでしょう。

かなりの知識量をインプットすることができます。面接や集団討論にも応用できるので、経済的かつ効率的です。

現職採点官が教える!社会人・経験者の合格論文&面接術

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 仕事の経験を生かした論述など、内容が社会人向け
  • 8つの頻出テーマまとめがコンパクトで良い
  • 評定項目のまとまりは必見
  • 添削コーナーがないため、論文の良し悪しが分かりにくい

『社会人・経験者の合格論文&面接術』は社会人に特化した本です。

「仕事の経験を生かした上での取り組み方」「社会人としてのコミュニケーションを求められた上での模範回答」など学生には不向きですが、その分社会人にターゲットを絞っています。

論文の添削コーナーがないため、実戦を重ねて良い論文を作れるようになりましょう。

個人が特定される情報は、採点に影響を与えるため書いてはいけない」「強い個性は不要」など現実的な指摘が印象的でした。

公務員試験 現職採点官が教える!合格論文術

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 1冊で論文の書き方を知れる
  • 12の頻出テーマ内で注意すべき箇所を知れる
  • 論文添削の評価に対する理由が乏しい

『現職採点官が教える!合格論文術』は論文の書き方に関する本です。

問題文変換→課題分析→意見づくり→理論づけ→論旨定め→フレームづくり→推敲など、論文作成のステップを身につけることが可能です。

12のテーマに関してはそれ自体の知識よりも、そのテーマで何が評価されるか何を注意すべきかが載っています。

論文を3段階で評価する章がありますが、なぜその評価がAやBなのかの理由までは記していないので実戦で経験を積みましょう。

1週間で書ける!!公務員合格作文

おすすめ度:★★★

特徴
  • テーマごとに重要度が記載されている
  • テーマ解説→答案構成→解答例と段階的で分かりやすい
  • 添削コーナーがないため、論文の良し悪しが分かりにくい

『1週間で書ける!!公務員合格作文』はテーマごとの論文の模範的な解答をつくる本です。

テーマ解説→答案構成→解答例と解答までのプロセスをメソッド化されていて、分かりやすいです。加えてこれらの流れがバランスよくまとまっています。

解答例をもとに添削や講評をしていく本ではないので、文章の見極めには他の本を使用しましょう。

絶対決める!実戦添削例から学ぶ公務員試験論文・作文

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 大卒と高卒別に文章の書き方を記している
  • 添削が丁寧で、文章の良し悪しが分かりやすい
  • ポイントの箇条書きやまとめが少ない
  • テーマに関する情報が少ない

『実戦添削例から学ぶ公務員試験論文・作文』は論文・作文の書き方に関する本です。

「『ゆとりある地域社会を目指す』では抽象的で精神的です(中略:良くない理由)まずは定義をしましょう。」のように丁寧な添削が特徴で、書いた文章の良し悪しを判別する材料になります。

添削による解説が主なため「文章構成のポイント3つ」のようなまとめが少なくなります。添削から自分に足りない箇所を把握しましょう。

論文試験の秘伝

おすすめ度:★★★★

特徴
  • テーマ・ブレスト・答案例がバランスよくまとまっている
  • 情報が器用貧乏的

『論文試験の秘伝』は論文のすべてが分かる本です。

テーマからブレストを行い解答例を導くので腑に落ちます。それらの考え方・方法も記されているので困ることはありません。

生徒と教師のキャラクターの掛け合いで進行するため、私たちの目線と近い状態で勉強を進めることが可能です。

オールインワンの本は情報が広く浅くなりがちです。その中でも『論文試験の秘伝』はその短所が最小限です。講評があっさりな点を除くとバランスよくまとまっているので良書です。

7人の採点者が教える論文上達講座 実践編

おすすめ度:★★★★☆

特徴
  • 評論・解説の質と量がともに素晴らしい
  • どの本にも書いていない有用な情報が得れる
  • 情報がバラバラで統一感がもうひとつ

『7人の採点者が教える論文上達講座 実践編』は評論と解説が圧倒的な本です。ここまで1つの論文例に対して時間を割く本はありません。

例えば「この論文が50点の理由」には22ページにわたる解説がなされています。構成・知識・発想などの項目から論文を正していく進行感は圧巻です。読み終えることで、文章の見極めがつきます。

一方で、レイアウトや構成がいまいちだったり、採点者の基準がいまいちだという意見も。

情報のバラバラ感ときびしい採点に目をつぶれば、満足感を得ることができる良書です。

9割受かる!公務員試験「作文・小論文」の勉強法

おすすめ度:★★★

特徴
  • 原稿用紙の使い方など、初歩的なところから勉強できる
  • 論文を書くテクニックの記載が少ない

『9割受かる!公務員試験「作文・小論文」の勉強法』は初歩的な文章に関する本です。10割受かる!でないのが可愛いですね。

作文と小論文の違い、原稿用紙の使い方(”ー”は行始めに使用しないなど案外忘れているものです)などから記載しています。

とはいえ「ですますで統一」「略語を使わない」などさすがに初歩的すぎる内容も多いため、論文で使うテクニックの記載が少ない印象です。

文章を書くことが苦手な人の導入本として活躍します。

教員採用試験パーフェクトガイド 小論文編

おすすめ度:★★★☆☆

特徴
  • 実戦形式で勉強できるので身につきやすい
  • まとめ、頻出テーマなどの情報は少なめ

『教員採用試験パーフェクトガイド 小論文編』は実戦セミナー形式の本です。自分でスケジュールを作るのが苦手、段階を経て勉強したい人向けです。

1日目論文書き写す→2日目論文のよい箇所見つける→6日目序論を書くのように、あらかじめやることが決まっています。予定通りに勉強を進めることで論文力が身につくでしょう。

実戦形式のため情報量は少なめです。頻出テーマの知識は別の本で補うことをおすすめします。

地方上級 オリジナル合格論文作成法

おすすめ度:★★☆☆☆

特徴
  • 講評により論文の良し悪しが分かる
  • 掲載している論文例が比較的多い
  • ポイントの箇条書きやまとめが少ない
  • フローチャートなどデザイン面で分かりづらい

『地方上級 オリジナル合格論文作成法』は講評による論文の解説が主な本です。

添削でないため直感さは欠けますが「『無気力』は不適切なので『活力が衰退しつつある』程度に。」という風に解決策を提示してくれます。

掲載している設問は比較的多いので、ある程度の数の論文に触れることが可能です。少々見づらい箇所もありますが参考になる本です。

地方初級 受かる小論文らくらく講座 直前6日間必勝法!

おすすめ度:★★☆☆☆

特徴
  • 初歩的なところから勉強できる
  • まとめを使った論文例がないため、イメージが湧きづらい

『地方初級 受かる小論文らくらく講座』は論文の書き方に関する本です。地方初級用なので地方上級の方は他の本をおすすめします。

テーマ別に面接官の評価項目を割り出しているので、方向性が整った文章が書きやすいでしょう。欲を言えばそのまとめに対応する模範解答が欲しいところです。

公務員試験無敵の論文メソッド

おすすめ度:★★☆☆☆

特徴
  • よくない答案例→ポイント指摘という流れが分かりやすい
  • 具体例が欠けている
  • メソッドの正確さに欠ける

『公務員試験 無敵の論文メソッド』は答案例を修正する解決集のような本です。講評と似ています。

気になる点は2つ。1つは具体例が乏しいことです。メソッドとは解決方法のことなので、解答例が少ないことに物足りなさを感じます。もう1つは「果たして正しいのか」と疑問に思う箇所があることです。

例えば「実害があることだけを問題提起しよう」というポイント。実害がない例として「不快感」とありましたが、3人称視点だと実害があるといえるのではないでしょうか。

意図としては「主観的でなく客観的に物事を見よう」ということでしょうが、一部の読者に誤解を招きそうです。

地方初級 小論3択答案集 あなたの感性で論文力アップ!

おすすめ度:★★☆☆☆

特徴
  • 適切な文章の見定めがつく
  • 文章構成など、論文の書き方を養うことがむずかしい

『地方初級 小論3択答案集』は穴埋め形式の論文を3択で解答する斬新な本です。

実戦的ではありませんが、3択は文章の良し悪しを選ぶことと類似しているので、文章を見定める力がつきます。

文章構成やテーマごとの対策は別途本などが必要になりますのでご用意を。

文章構成系と知識系を揃えれば大丈夫

文章構成と知識系の本が2冊あると、論文対策はばっちりです。どちらも集団討論・面接に応用が効くので読んで損はありません。

私は1つ目紹介の『論文試験頻出テーマのまとめ方』を愛読しています。

そして論文対策は、面接対策と並行してすると、効果的です。

またSPIを検討している人は、こちらにも本をまとめています。

他の受験生に遅れを取らないよう、早めの論文対策を。